全国どこへ行っても見かける道の駅。
旅行やドライブの途中で立ち寄ることは多いが、「全国に何駅あるのか」「どの都道府県が一番多いのか」までは知らなかった。
調べてみると、道の駅の数は都道府県によってかなり違う。
北海道のように100駅を超える地域がある一方で、東京都には1駅しかない。
今回は国土交通省の最新データをもとに、全国の道の駅の数や都道府県別の違い、なぜこれほど地域差が生まれるのかを整理してみた。
結論|全国の道の駅は1,231駅
最初に結論をまとめると、こんな感じだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 全国の道の駅 | 1,231駅(2025年12月時点) |
| 最も多い都道府県 | 北海道(128駅) |
| 最も少ない都道府県 | 東京都(1駅) |
| 道の駅制度開始 | 1993年 |
国土交通省によると、2025年12月19日の第64回登録によって、全国の道の駅は合計1,231駅になった。
このとき新たに2駅が登録され、1駅の登録が取り消されている。
2026年8月時点でも、国土交通省の道の駅案内では全国1,231駅となっている。
道の駅は全国には何駅ある?
現在、全国には1,231駅の道の駅が登録されている。
ただ、最初からこれだけ多かったわけではない。
道の駅の第1回登録が行われたのは1993年4月22日。
最初に登録されたのは全国103駅だった。
そこから少しずつ登録が増え、
- 2023年2月:1,204駅
- 2024年2月:1,213駅
- 2024年8月:1,221駅
- 2025年1月:1,230駅
- 2025年12月:1,231駅
まで増えている。
30年以上で、最初の103駅から約12倍になったことになる。
旅行中に「また道の駅がある」と感じるのも、それだけ全国に広がっているからなのだと思う。
道の駅の数は都道府県によってかなり違う
全国に1,231駅あるといっても、均等に配置されているわけではない。
特に多いのが北海道だ。
国土交通省の最新案内では、北海道には128駅が登録されている。
一方で東京都は1駅だけ。
同じ都道府県でも、道の駅の数には100駅以上の差がある。
道の駅が多い都道府県
代表的な上位県を見ると、次のようになっている。
| 順位 | 都道府県 | 道の駅数 |
| 1位 | 北海道 | 128 |
| 2位 | 岐阜県 | 56 |
| 3位 | 長野県 | 54 |
| 4位 | 新潟県 | 42 |
| 上位 | 岩手県・兵庫県・和歌山県など | 30駅台 |
北海道だけ128駅と突出している。
長野県の公式サイトでも、北海道128駅、岐阜県56駅に次いで長野県54駅が全国3位と紹介されている。
※都道府県別の登録数は新規登録・登録取消によって変わるため、最新情報は国土交通省「道の駅一覧」を確認してほしい。
一番道の駅が多いのは北海道
全国で最も道の駅が多いのは北海道で、128駅ある。
2位以下と比べても圧倒的に多い。
最初は「北海道は面積が広いから多いのだろう」と思った。
もちろんそれも大きいと思うが、道の駅の役割を考えると、単純な面積だけではなさそうだ。
北海道では都市間の距離が長く、車で長距離を移動する場面が多い。
その途中で、
- 休憩する
- トイレを利用する
- 道路情報を確認する
- 食事をする
- 地域の農産物や特産品を買う
といった場所が必要になる。
そもそも国土交通省が定める道の駅には、24時間無料で利用できる駐車場やトイレ、道路・地域情報を提供する施設などが求められている。
長距離の道路移動が多い北海道と、道の駅という仕組みはかなり相性がいいのだと思う。
東京都の道の駅は何駅ある?
逆に、東京都の道の駅は1駅だけだ。
東京都で唯一の道の駅が、八王子市にある「道の駅 八王子滝山」。
「東京に道の駅ってあるの?」と思う人もいるかもしれないが、実際には1駅存在している。
検索データを見ても「東京都 道の駅 数」と調べている人がかなり多かった。
北海道128駅に対して東京都1駅という差を見ると、かなり極端だ。
ただ、東京では鉄道やコンビニ、商業施設、サービスエリア以外の休憩施設などが充実している。
さらに道路沿いに大規模な土地を確保するハードルも高い。
道の駅が少なくても、道路利用者の休憩や買い物を別の施設で補いやすい地域だと考えると分かりやすい。
神奈川県や大阪府も道の駅は少ない
東京都ほどではないが、大都市圏では道の駅が少ない傾向が見える。
大阪府では、2025年12月19日時点で10駅が登録されている。大阪府の公式サイトでも全国1,231駅、大阪府内10駅と確認できる。
近畿地方全体では159駅あり、
- 福井県:21駅
- 滋賀県:20駅
- 京都府:18駅
- 大阪府:10駅
- 兵庫県:36駅
- 奈良県:18駅
- 和歌山県:36駅
となっている。
同じ近畿でも、大阪10駅に対して兵庫・和歌山は36駅。
県境を越えるだけでかなり差がある。
なぜ都道府県によって道の駅の数が違うのか

調べる前は、「面積が広い県ほど道の駅が多い」と思っていた。
実際、北海道が圧倒的に多いので、面積は一つの要因だと思う。
ただ、ランキングを見るとそれだけでは説明できない。
岐阜県や長野県のように、山間部が多く、道路で地域間を移動する場面が多い県も上位に入っている。
道の駅の数には、
- 都道府県の面積
- 都市間の距離
- 車移動への依存度
- 幹線道路の状況
- 観光地の分布
- 農産物や特産品の販売拠点
- 自治体の地域振興策
など、複数の要因が関係していると考えられる。
国土交通省も、道の駅を単なる休憩場所ではなく、道路利用者への休憩機能・情報発信機能・地域振興機能を持つ施設として位置づけている。
だから「道路沿いに店が少ない地域」と「都市機能が集まる地域」で、必要とされる道の駅の数が違うのは自然なのかもしれない。
道の駅は単なる休憩所ではない
駅数を調べていて面白かったのが、道の駅は単にドライバーが休憩するだけの施設ではないことだ。
現在の道の駅には、
休憩
↓
情報発信
↓
地域振興
という複数の役割がある。
実際に道の駅へ行くと、地元の野菜や果物、加工品、土産物などを販売している施設が多い。
農産物直売所として地域住民が使っているところもあるし、観光客がその土地の食を知る入口になっているところもある。
農業や食という視点で見ると、道の駅は生産地と消費者が直接つながる場所の一つでもある。
単純に「道沿いにある休憩所」と考えていたが、調べるほど地域との関係が強い施設だと感じた。
地域によって道の駅の役割も違う

同じ「道の駅」という名前でも、立地によって役割は少しずつ違う。
北海道のような広い地域では、長距離移動を支える休憩・情報拠点としての重要性が高い。
農村部では、地域で生産された野菜や果物、加工品を販売する直売所としての役割も大きい。
観光地では、その地域を訪れた人が最初に立ち寄る観光拠点になることもある。
一方で都市部では、スーパーや商業施設など別の選択肢が多いため、道の駅が少なくても生活上は困りにくい。
道の駅の数を比べるだけでも、その地域の交通や産業、暮らし方が少し見えてくる。
人気の道の駅ランキングは別記事で紹介
この記事では「人気の道の駅」ではなく、全国の道の駅の数に絞って整理した。
実際にどの道の駅の満足度が高いのか、何を食べたいのかについては、2026年の最新ランキングを別の記事でまとめている。
▼全国道の駅グランプリ2026はこちら

こちらでは、2026年のTOP5をランキングだけでなく、産直・グルメ・地域とのつながりという視点から比較している。
まとめ|全国の道の駅は1,231駅、最多は北海道
2025年12月19日時点で、全国には1,231駅の道の駅が登録されている。
第1回登録の1993年には103駅だったので、30年以上かけて全国へ広がってきたことになる。
駅数が最も多いのは北海道で128駅。
一方、東京都には1駅しかない。
これだけ差があるのを見ると、単純な面積だけではなく、車での移動距離や道路事情、観光、地域産業なども道の駅の数に関係していることが分かる。
最初は「全国に何駅あるのか」という数字だけが気になって調べ始めた。
でも都道府県別に比べてみると、その数字の裏に地域ごとの交通や暮らし方の違いが見えてきた。
普段旅行中に何となく立ち寄っている道の駅も、こうして見るとその地域を知る入口の一つなのかもしれない。
次に読みたい記事
道の駅がそもそもどんな施設なのか、誰が運営し、どのように収益を上げているのかはこちらの記事で整理している。

また、実際に人気の道の駅を知りたい場合はこちら。

出典・参考資料
- 国土交通省「道の駅」第64回登録
- 国土交通省「道の駅一覧」
- リクルート「じゃらん 全国道の駅グランプリ2024」