認定新規就農者と認定農業者の違い|就農前に整理しておきたい2つの制度

認定新規就農者と認定農業者の違いを比較したイメージ画像
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就農について調べ始めると、似た名前の制度がいくつも出てくる。

なかでも最初に混乱しやすいのが、

  • 認定新規就農者
  • 認定農業者

この2つだ。

名前が似ているため同じ制度だと思いがちだが、申請する計画書も対象の想定も異なる。

補助金・融資・農地に関する情報を調べると両方の名称が登場するため、早めに整理しておくと後の調査がスムーズになる。

目次

認定新規就農者とは

これから農業を始める人、または就農して5年以内の人を対象にした制度だ。

私も誤解していたが、認定新規就農者の法的要件に全国一律の研修期間はない。

ただし実際には、就農計画の実現性を示すために研修実績や農業経験が求められるケースが多い。

また市町村へ「青年等就農計画」を提出し、認定を受けることで認定新規就農者になれる。

農林水産省の資料によると、対象となる「青年等」の範囲は以下のように定められている。

  • 青年(原則18歳以上45歳未満)
  • 特定の知識・技能を有する中高年齢者
  • 上記の者が役員の過半数を占める法人

なお、年齢要件や詳細条件は自治体によって運用が異なる場合がある。

認定農業者とは

農業経営を改善・発展させたい農業者を主な対象とした制度だ。

市町村へ「農業経営改善計画」を提出し、認定を受ける。

認定新規就農者が「スタート段階」なら、認定農業者は「経営発展段階」の制度というイメージに近い。

2つの違いを整理する

項目認定新規就農者認定農業者
主な対象新たに就農する人・就農5年以内経営改善を目指す農業者
提出する計画青年等就農計画農業経営改善計画
年齢要件あり(条件あり)なし
段階のイメージスタート期経営発展期

2つの制度を整理して思ったこと

私の理解では、

  • 認定新規就農者=これから農業を始める人向け
  • 認定農業者=経営を発展させたい農業者向け

という区分が一番わかりやすい。

制度の設計としては、認定新規就農者からスタートし、経営が軌道に乗った段階で認定農業者へ移行する流れを想定しているように見える。

認定新規就農者で利用できる主な制度

認定新規就農者になると、就農初期を支援する制度の対象になる場合がある。

分類主な制度
給付経営開始資金
融資青年等就農資金
補助経営発展支援事業
農地農地の利用集積支援
経営安定一部の経営安定制度

就農を始める段階を支える制度が中心という印象だった。
詳細については「新規就農の支援制度、結局いくらもらえる?就農ルート別の最大活用額を整理した」を見てほしい

認定農業者で利用できる主な制度

認定農業者になると、経営拡大や経営改善を支援する制度の対象になる場合がある。

分類主な制度
融資スーパーL資金
税制農業経営基盤強化準備金
年金農業者年金関連制度
農地農地利用集積支援

こちらは経営を伸ばすための制度が多い印象だ。
上記はあくまで一例のため、気になった方は調べてほしい。

なぜ認定制度が重要なのか

就農を調べ始めた頃は、

「農家になれば補助金や融資が使える」

くらいの認識だった。

しかし実際には、

  • 認定新規就農者
  • 認定農業者
  • 農地法
  • 補助金制度
  • 融資制度

がそれぞれ別に存在している。

認定制度は、その入口になるケースが多い。

そのため、就農を考えるなら早めに理解しておいて損はないと感じた。

まとめ

認定新規就農者と認定農業者は似た名前だが、対象者と目的が異なる。

  • 認定新規就農者:就農初期を支援する制度
  • 認定農業者:経営発展を支援する制度

という理解が現時点では一番わかりやすそうだ。

補助金・融資・農地を調べると両方の名称が頻繁に登場するため、まずはこの違いを押さえておきたい。

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この記事を書いた人

会社員として働きながら、食・産地・地方・農業への解像度を少しずつ上げていく記録を発信しています。

直売所や地方の空気、食材、生産背景、新規就農について考えたことを中心にまとめています。

都市生活や暮らしの工夫については「Field Note Life」でも発信しています。

https://fieldnote-life.com/

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